2014年04月14日

「何かやろうぜ」教がだるい

アベノミクスの第4の矢からシステム開発における努力と成果を真面目に考えてみる」でコツコツやった方がいいんじゃないかみたいなことを書きましたが、関連するアンチパターンとして「何かやろうぜ」教というのがあります。

これは、

何かやろうぜ→そうだ!node.jsで何か作れないかな?

みたいなコンボで使われることが多いです。

で、こういうノリの良い提案する人って、自分のやりたいことのアピールは上手いんだけど、実際につくる段階になったらあんまり役に立たなかったりします。上記の例だと、そもそも提案した人がnode.js使ったことなかったり。。。

でもなんか妙に良い感じのパワポを作ってくるから説得力があったりするんですね。「うんうん、何か良い感じのシステムになりそうだ。行けるよ!!」みたいな心境にさせるのが上手いんですよね。現実歪曲空間とか言われるアレな特殊能力の持ち主なんですよ。

でも、いざ開発しようぜってなってコーディング始めると違和感が芽生えたりします。

「これってPHPでよくね?」

いや、コーディングまで行けばいい方で、大抵はローカルに環境を構築するのに苦労します。提案した人に聞きに行っても本人も環境構築に手間取っていているから、何か追い詰めているような気がして聞きたいことが聞けなかったりするし、思い切って聞いても「Google、Google!!」とか言われたりするんですね。

もうこうなってくると、どのタイミングで逃げるかってことを真剣に考えざるを得ない状況になってきます。こういう提案が出たときに「あ、なんかヤバイぞ、これは」って直感して、開発が始るとその直感が確信に変わったりします。必死で他の仕事を探したりして、「優先的にやらなくちゃいけないことができたので」とか言って離脱したくなってきます。

まぁ、結局開発は上手くいかないんですけど、提案者は意外にしれっとしていたりします。

やっぱり、受身だとか言われても、開発者は企画とか営業の話を聞いてモノをつくった方が良さそうだという話でした。

2014年04月13日

アベノミクスの第4の矢からシステム開発における努力と成果を真面目に考えてみる

abenomikusu
アベノミクスの第4の矢というのが結構話題になっているようです。

官邸の特集ページにはアベノミクスのことがまとめられています。

アベノミクスでは頑張る人を応援したいみたいなふうに読めるので、「頑張ること」即ち「努力」について真面目に考えてみます。

システム開発で努力といえば、やっぱり残業するとかが真っ先に頭に浮かびます。やることはたくさんあるのにバグのチケットがさらに振ってきましたみたいな状態ですね。
普通に出勤して仕事をするのも努力だと思うのですが、成長戦略だとか規制改革だとかの文脈になってくると、「新しいことにチャレンジ」という意味で使われるのだと思います。

新しいことにチャレンジするというのは、開発的は新技術(ツール?)を導入したりすることを意味します。ちょっと前の例えで言うと、MySQLじゃなくてMongoDB使ってみるかとか、SVNじゃなくてGitにしようぜみたいなやつです。

で、こういう提案って”何かの失敗が続いて何とか突破口を見つけたい”ときにされることが多い気がします。本当はもっと地道にサービスのバグを取ったりUIを改修したりすべきなのに、いろいろな力が働いて、一発逆転を狙って新技術を導入しようみたいな流れになるんですね。

実はリリース手順書がないとかそもそも手順が確立されていないという単なる運用上の問題なんだけど、反省MTGの結果、新しい環境をHadoopで構築しますとか、nginxでいってみましょうみたいな斜め上感満載の結論になってしまいます。
導入するのはいいんだけどさ、原因はそこじゃないでしょ!!

リリース作業に失敗したり、サービスにバグが見つかってユーザからのクレームがエスカレーションされたりする時点で成果をあげているとは言い難い状況になっているので、改善するためにちゃんといろいろ検討しました感をだそうとすると、どうしてもこういうことになったりします。

リーダーやマネージャーは技術的なことをあまり知らない場合も多いですし、上の役職の人はより技術に疎かったりするので、”新しい環境を新技術で構築して品質を高めます”的なアピールって効果的なのかなと推測します。

で、導入したは良いものの、運用実績はないしそれを扱えるエンジニアもあまりいないから、別の問題が起きたりするんですね。

やっぱり、努力が評価されると思うから上記のような提案が通るし、また、一時的とはいえそういった努力が評価されたりします。

システム開発に限った話じゃないと思うけど、悪いことが起きて困っている場合に、大きな変化を起こそうって流れになることが多い気がします。
組織再編とかもそうですよね。

見た目にわかり易い派手な変化もアピールには必要ですが、ちゃんとした成果をあげるためには、日ごろの地道な積み重ねが大事なんじゃないかという話でした。

2014年04月12日

3年以内の離職率が高いっていうけど、社会人が嫌になるくらいだったら転職した方がいいと思う

4月になれば新卒の人が入社してきます。

サラリーマンに限った話では無いと思うのですが、仕事をしていくと、頭の中で想定していたことと会社の中で行われていることが違っていたりして、仕事の認識が変わってくると思います。

ただ、最初に勤めた会社の仕事のやり方・雰囲気・人間関係が他の会社でも蔓延している一般的なものではないと思うので、「この会社、俺には合わないわ」とか思ったら、転職するのもアリだと思ったりします。

世間的には、3年以内の離職率が30%だとかで問題視されていますが、最初に就職した会社の印象で世の中の会社やサラリーマン、社会人の印象が大きく崩れるくらいなら、今後の社会人生活を考えて、別の会社を探した方が前向きなんじゃないでしょうか。

一旦、社会人に対するマイナスイメージが頭に刷り込まれると、払拭するのは相当大変なので、そうならないうちに自分に合った会社に行った方が良いです。マイナスイメージがトラウマになって、変に斜に構えた人になるより、嫌なことはすっぱり忘れて、新しい人生を送った方が幸せになれます。

新卒の人が社会人に対して良くないイメージを持つのは、自分の周りの人しかサンプルが無い状況で、それを一般化して考えてしまうからだと思います。

俺の上司は最悪だ→俺の会社は最悪だ→社会人なんて最悪だ

みたいはロジックで、自分の上司の印象と社会人の印象をつなげてしまったために、社会人として働くことのイメージが大きく損なわれるのです。

ただ、実際には社会人にもいろいろな人がいますし、決して自分に合わない人ばかりではないと思います。

もしかしたら、自分のキャラクターを上司や周りの人が勘違いしているだけかもしれません。就職活動では、エントリーシートや面接で自己アピールをして就職戦線を潜り抜けますが、会社ではそのようなことが嫌いな人も実際にはいます。面接と同じような感じで仕事をしていたりしたら、「あいつ、なんか変じゃない」って思われてしまうでしょう。

そして、悪いイメージが定着してしまうと、払拭するのは容易ではないと思います。異動したいといっても受け入れてもらえるかわかりませんし、中小企業の場合、社長にまで変なヤツだと認識されているかもしれません。まさに、八方塞といっていい状況です。

そうなってしまってから「社会人なんてやってられるかーーーーーー」ってなるより、「ここは自分には合わない、別の道を探そう」って思う方が精神衛生上好ましいです。

別の会社に行くことでいろいろな人がいるんだということがわかります。特に社内での仕事が多く、社外の人と会わない人は、「自分と同じ考えを持った人も意外といるじゃないか」と思えるのではないでしょうか。新卒という色メガネを外して見られることで、以前とは違った見られ方をされます。もちろん、周りに認めてもらえるくらいの実務能力は必要ですが、「新人の○×って△□だよね」というレッテルを貼られたりすることは大分減ると思います。

別な会社に行っても、評価してくれる人もいれば、そうでない人もいます。ですが、自分の中にそういったサンプルが蓄積されるので、自分はどういう人に評価されてどういう人には評価されないのかといったことがわかるようになります。また、そういうサンプルを蓄積する中で自分の認識も変わってきます。昔は上司が悪いと思っていたことがそれ程悪いとは思わなくなったり、良い人だと思っていた先輩が仕事人としてみたときは全然駄目な人だったとかです。

やっぱり、いろいろ経験を積めばその人なりに見えてくることもあるし、自分の活躍できるポジションってどこなのかってこともある程度分かってくると思うんです。

そのためには一箇所に留まっているより動き回った方が良い事もあるって話です。