実は、勝間さんの本は読んだことがなかったのですが、昼休みに本屋で偶然手に取って、そのまま買ってしまいました。
僕の勝間さんに対する印象は、「マルチな活躍をされている人」という程度で、あまり好き嫌いといった感情はありませんでした。
なので、この本は結構素直に読めました。
この本は読者の視点によって評価が別れると思います。
第三者的な視点か当事者な視点かです。
僕個人は最近ストレスもなく精神的に余裕もあったので、第三者的な視点で読むことができたと思います。
当事者的な視点で読んでしまうと、自分が批判されていると感じる人も多いと思います。無責任になったり、人の陰口を言ったりといったことは誰にでもあると思うので、読む人が現在そういうトラブルを抱えていると読んでいてストレスになるかもしれません。
逆に、第三者的に客観視して読むと、「うん、そうだよね」っていう内容が書かれています。
ざっくり言うと、「他積な生き方は不幸になるから自責な人になろう」ってことです。
この命題はすごい正しいと思います。
そして、正論すぎるから批判されるんだなぁとも思います。
正論すぎて現実味がないと思う人もいると思います。
ただ、こういう自己啓発本を読む場合、自分の置かれた現状がどうこうというより、どうあるべきかということが大事なんだなとこの本を読んで考えさせられました。
そういう点から見れば、「自責な人になろう」っていう著者の主張は正しいと言えます。
普段はあんまり考えないようなことに気づかせてくれる良書でした。